特集
ひいな 段飾りのおはなし
桜井こけし店の店内には、先代の櫻井昭二が製作した段飾りのおひなさまがありました。
木のぬくもりが溢れ、豊かな描彩で表現されたおひなさま。
こけし作りの技術がふんだんに使われた愛らしいおひなさまは、ご来店されるお客様から、ぜひ製作してほしいとの声をたくさんいただいておりました。
こちらが昭二が製作した段飾りです
先代の昭二が、昭和20年前後につくりはじめた木地雛「ひいな」。
一対の男女のこけしから始まったひいなは、徐々に発展し、新たな形や描彩が生まれ、
昭和40年頃には、ひいなの製作に力を入れていた昭二の創作意欲が形となり、段飾りも製作するようになりました。
店内の段飾りは、昭二が初孫のために作ったものと言われています。
そして、2019年に櫻井昭寛と尚道がそれを受け継ぎ、新たなひいなを生み出しました。
国産の木材を使って、おひなさまから雪洞や菱餅まで、ひとつひとつ丁寧にそれぞれの感性で製作する段飾りのひいな。
こけし作りで培った技術を用いて、十五人のひな人形がそれぞれ豊かな表情と繊細な描彩で表現されており、
飾っていただく場所やライフスタイルに合わせて種類や組み合わせをお選びいただけます。
女の子の誕生を祝うひな祭り。
お子様の健やかな成長を願って、初節句のお祝いに、そしてご自分用に、ぜひお求めいただけましたら幸いです。